物件の安全性を安価で高める3つの設備

物件の運営ノウハウ

サムネイル

居住用不動産物件を運営するときは、その部屋で生活する際の安全性を高めることで、集客力をアップできます。

特に一人暮らしの女性は、その部屋で安全に生活できるかどうかのセキュリティー面をチェックする人が多いです。
基本的にはマンションの方がアパートより、防犯性や安全性が高いですが、アパートでも設備への投資次第では十分な安全性を確保することは不可能ではありません。

そこでマンションでもアパートでも、比較的安価ながら物件の安全性を高めることができる設備三つについて、ここではお伝えしていきます。

1.モニター付きインターホン

イメージ画像

まずもはや必須ともいえる設備であるのが、モニター付きインターホンです。
モニター付きインターホンが設置されていれば、入居者の方は外の様子を施錠したまま確認できます。
不法侵入者の中には、警戒されずに鍵を開けてもらうように、宅配便業者を装って鍵を開けさせようとする人間がいます。

モニター付きインターホンがあれば、鍵を空けずともモニター越しに外の様子をチェックできるので、明らかな不法侵入者だとわかれば、そのまま警察に通報することができるのです。
モニター付きインターホンがあることで、入居者の安全性を大幅に上げることができるのです。

しかも、モニター付インターホンのメリットとして設置費用が大変に安いことがあります。
単純に外の様子を見てマイクde対応するだけのモニター付きインターホンですあれば、本体価格は1万円前後です。

設置には電気工事が必要になるので電気店などの業者に作業を依頼する必要がありますが、その工事費用を含めても2万円以内で設置することができるでしょう。

一度に複数の部屋にモニター付きインターホンを設置してもらう場合であれば、割引価格での設置をお願いすることもできます。
工事も非常に簡単で、1時間程度で終わります。入居者の退去が発生し、これから先どう設備投資をしていくか考えていく時には、まずモニター付きインターホンの設置から検討してみましょう。

逆に今は、もはやモニター付きインターホンが設置されていない物件はありえないとも言えます。
またマンションアパートを問わず気軽に設置できますので、アパートを所有している方でもまずモニター付きインターホンの設置から検討していきましょう。

2.室内監視用モニター

次に導入を検討したいのが、室内監視用のモニターです。

室内監視モニターとは外から自分の部屋の中の様子を確認できるカメラです。
自分の部屋の中にカメラがあると、どういった時に役立つのでしょうか。

それは自分が部屋を不在にしている時です。特にアパートの場合集合エントランスがない物件が多いので、それぞれの部屋に不法侵入者が勝手に入ることも可能です。
オートロックドアがないので、エントランスで不法侵入者を排除できません。

そのためそれぞれの部屋のドアの鍵を開けたり壊したりして、不法侵入者が自分の不在時に勝手に入っている可能性があるのです。
しかし、そんな時でも、部屋の中にカメラがついていればスマートフォンアプリを通じて部屋の様子を外部からチェックできるのです。もし鍵をかけることを忘れてしまったという時でも、外から室内をチェックし問題起きておる様子がなければ安心して外で時間を過ごすことができるでしょう。

また室内監視用モニターが特に役立つのが、自分の部屋に帰宅した時です。不法侵入者の中には、入居者に対して乱暴する目的で鍵を開け、室内で息を潜めて入居者の帰宅を待っていることがあります。

もし部屋に帰ってきて人の気配を察知し、ドアが開いていると分かっても、いきなり部屋の中に入ってしまうのは大変に危険です。

そんな時はスマートフォンのアプリを使い、カメラを通じて室内の様子をチェックしましょう。そこでもし不審者がいたら、すぐにその場を離れて警察に通報したり、管理会社の人間に伝えたりするようにしましょう。そうすれば、犯罪被害を未然に防げます。

特に室内で不法侵入者が待っている場合、入居者が大きな被害を受ける可能性があります。
そういった被害を受けないためにも、室内にカメラを設置しておくことで安全性を高められるのです。

また室内監視要モニターの設置費用も1万円ほどですし、カメラアプリの導入は費用不要です。
コスト面のメリットも大変に大きいのが、室内の監視用カメラの設置なのです。

3.窓のロック設備

イメージ画像2

アパートの場合、不法侵入者が入ってくる経路はドアそしてベランダ等に設置された窓と決まっています。つまり玄関ドアの対策をしておくだけではなく、ベランダの窓や、人が入れそうな大きな窓の侵入対策をしておく必要があるのです。

そこで重要なのが、窓の安全性対策です。まず二重ロックを設置することを考えましょう。窓にはもともとロックが付いていますが、二重ロック機構を取り入れることはそう難しいことではありません。
ホームセンターで売っているような金具パーツを設置するだけでも、不法侵入者を防ぐためには大きく役立ってくれます。

ロック解除の手順はそれほど難しいものではなくても、二重三重とロックを掛ければそれだけ解除に時間がかかります。そこで時間稼ぎをすることで、犯罪者に気が付き、通報できるようになるのです。

次に考えたいのは、窓ガラスを割れにくくすることです。

窓ガラスを割って侵入しようとする人間は今も昔も非常に多くいます。ガラスはバールやハンマーで容易に割ることができるので、侵入経路をかんたんに確保できてしまうのです。

しかし、ガラスに強化フィルムを張っておけば、そうかんたんにガラスが割れることもありません。一気にガラスが飛散することがなくなるので、大きな穴を開けることができず、人間が入るほどの穴が開かなくなるのです。

そうすればやはり時間稼ぎができますし、部屋の中にガラスが飛び散って怪我をすることもなくなります。防犯対策以外にも、ガラスに飛散防止フィルムを張っておけば、台風など強風が吹いてきた時のガラスの破損対策にもなるので災害対策としても大変有効です。

入居者の安全性のことを考えるのであれば、防犯にも役立つ飛散防止フィルムを張ってあげましょう。

そして最後に設置を検討したいのは、防犯ブザーです。意図しない空け方をした場合に大きな音がなる防犯ブザーを設置しておけば、入居者自身が犯罪者や付保侵入者に気づくだけではなく、となりや上の部屋の人間にも何かしらの問題が怒ったことに気がついてもらえるメリットがあります。

急に夜中に大きなブザー音がすれば、隣の部屋や上下の部屋の人間も何事だと思って、見に来たり警察に通報したりするでしょう。そうすれば犯罪者は見つかる可能性が高くなりますし、警戒している犯罪者であればそこで逃げ出すことも考えられます。

犯罪の発見や未然に防ぐという意味でも、防犯ブザーはたいへん大きな効力を発揮してくれます。しかも防犯ブザーも大変に安価であり、数千円で設置可能です。コストパフォーマンスの大変良い防犯設備として、是非導入を検討してください。

物件選びの決め手が「安全性」「防犯性」という入居者も多いです。ここで挙げた防犯設備はメンテナンスもそれほど必要ないものばかりですので、一気にまとめて導入し、部屋探しをしている人に対するアピールポイントにしていきましょう。

関連記事

カテゴリー

アーカイブ